普通の人の普通の仕事の話を聞くのっておもしろい

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例えば、デザイナー同士で自分の仕事のやり方や、考えを聞く機会は結構あると思う。それとは別に、違う職業ーといっても、普通に営業の人や経理の人等…の話を聞くのが興味深い。
デザイナーと営業は相容れない場合が多いのだけれど、改めて営業の人の仕事に関する考えとか聞くと、同じ会社なのに自分と全く違う角度で見てたりする。

私は今の会社を辞めるのだけれど、その時に営業の人と、なんでこの会社で働いているかという話になった。その人の能力に見合う待遇がないと思えた。答えは、面白いから、だった。営業経験がない私から見ると、売る商品によって何が変わるのか今いちわからない。けれど、決まったものを売るのではなく自分で何もない状態から営業が出来るのがすごくやりがいがあると。
特に、営業職は精神的にタフじゃないとやっていけない、大変そう、というイメージがあったけれど、仕事として全然違うおもしろさがあるんだなーと目からウロコが。
一つの会社にいる以上、全く別の分野とシャットアウトせず、色々話を聞いてみるとほんとおもしろいものです。

転職します

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2週間くらい前、掲載期間ギリギリの求人に勢いで申し込んだら、採用が決まり、春に転職することになった。
今の会社に入って7年目、月日が過ぎるのは早い。
それまではDTPのデザイン課で制作をしていたけど、今の会社に入ってからは、いわゆるインハウスデザイナー、である。(社内のデザインを専門にする仕事)たまに外注を受けることもあったけれど、基本社内仕事。
正直、制作系の苛酷さに疲れたから選んだ面もあるが、今はこの道でよかったと思ってる。制作系のように次々と新しいものを作るのも刺激があっておもしろいが、流れていく仕事なので、一つの仕事に長期的に関わることがあまりない。

社内仕事は売っている商品がどんどん変わるわけではないのでそういう面では面白みに欠けるかもしれない。少なくとも、20代とかだったらやりたいと思わなかったかも。
でも、一つの商品の始まりから売れるところまで手がけられる面白さがある。営業と打ち合わせ、どう展開するのが効果的なのか、それこそチラシにするかWebにするかまで考える。制作系より企画とマーケティングに踏み込んだデザインが出来るのがインハウスの特徴かなと思う。
後は、基本少人数というかデザイナーは一人しかいないので自分で新しい技術の情報を常に入れて、試行錯誤していくことが大事ですね。フリーもそうだけど。
次の仕事も同じく社内デザイナーですが、生産から販売までやっている会社なので、現在より仕事の幅が広がりそうです。

会社を変わるのって今まで築いた人間関係が一度0になる。持っていけるのは自身の経験と技術だけ。不安もあるけどそれを最大限に活かして頑張るしかないのかな、と思います。

精神的な逃げ道も必要なこと

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会社にいると起こる上司とのあれこれ。最近、それが何度かあり、悶々とした気持ちだった。
人にはそれぞれ意見があるし、会社だと自分の立場から出る意見もある。自分の経験と、自分が思う一般的な考えを合わせたのが「自分の意見」になると思う。しかし、上司が思う「正しい意見」と食い違う。そこは話し合って納得する結果に落とし込めるのが理想的だけれど、実際は上司の意見に従う、という場合が多い。
もちろん自分が正解とは限らない。けれど、専門的にはこうした方がいい、とわかっている意見をあきらめて納得できないまま従うのはなかなか辛い。手抜き、とは違うけれどあまりよくない仕事をしてしまった、みたいな。

けど、会社にいる限りみんな体験していることで、どこかで意識を切り替えるしかない。という事を同僚に話してみた。そういう場合、どう対処しているのかと。「最終的には、それで給料をもらっていると思って切り替えるようにしている」と聞き、そうか、と腑に落ちた。建設的な方法ではないかもしれない。けど、理不尽な事が多い中で悶々とした思いに逃げ道を与えてやることも大切だ。要は、上手く自分の感情をコントロールしてやること。無理やり納得させるのではなく、ちょっと意識を切り替えて対処する、という事も時には必要かも。そう、理不尽さが自分の服や住んでいるマンション、食事になっていると思えばいい。
ひとまず、今日感じた理不尽はお昼のシャケおにぎりになった、と考えることにします。

薬だけでない、ジェネリック家具

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ジェネリックといえば薬、ですがジェネリック家具という言葉を初めて聞いた。最初は「?」と意味がわからなかったんですが、調べてみるとなるほど~と驚き。
ジェネリック家具というのはリプロダクト家具ともいい、違法であるコピー商品ではなく、意匠権が切れたデザインを復刻して制作している。もちろん、製作方法や素材は異なるのでデザインは同じでもオリジナルとは別物。
その代わり、値段が安い。後は、もう生産されていない商品もヴィンテージでなく新品で買うことができるのが利点。ただ、デザインは同じといえども製作者によってモノが違うので、品質のいい所のを見極めて買った方がいいらしい。
後、イームズ・チェアなんかは正規復刻版とジェネリック版を分けていたり、商品によって色んなパターンがあるそうです。
ちなみに、「ジェネリック家電」という項目がwikiに載っていて、以下wikiより引用

大手家電メーカーは商品開発のサイクルは短く、一世代前の部品や技術などを安くジェネリック家電メーカーに売却する。ジェネリック家電メーカーはそれらを使用することで安価な製品を作るため品質に問題がないとされる。

例えばテレビでいうと、大手メーカーが液晶テレビを発売すると、何年かして色んなメーカーが液晶を出したりする。それは一から開発しているわけでなく、技術を売却しているってことですね。知らなかった…。

ブランドの価値も含めての商品とみるか、デザインとして形だけ見るか…ちょっと考えさせられます。

家庭用プリンタ、キャノンとエプソンの戦略の違い

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ちょうど、プリンターのことを考えていた時見たニュース。
「海外から初上陸 エプソンの「エコタンク」プリンター」

年賀状を印刷する時にはやっぱりいるなー、と思った家庭用プリンタ。でも、今持っているのはやたら大きくて古いので、とりあえず処分しようと思っている。
スキャナの方が使うけど、これはコンビニで出来るので要らない。コピーもいらない。となると、ほんとにプリントするだけのシンプルなのでいい。と思って電気屋をうろついてたら、Canonのプリンタ約3,000円!を発見。(元値は1万円くらい、ip2700)

もうこれでいいかも…でも、何でこんな安いんだろうとAmazonレビューを見ていたら、Canonはインクカートリッジで儲けようという考えらしい。安くなったプリンタ本体よりカートリッジの方が高いっていう。純正だと合計4,500円以上。純正じゃない詰め替えだと半額以下。
まぁ純正インクを買わないとして、買うならこれかな…と思っていた所に、先のエプソンプリンターのニュース。

インクカートリッジではなく、ボトルなので交換頻度が低くランニングコストが抑えられる。その代わりプリンタ本体は6万くらいでサイズも大きいので自分では買わないけど、これを見ると、わざわざあんな少量のカートリッジにしてたんだななぁ…としみじみ思った。コンパクトにする為ってのもあると思うけど、それでももう少し容量大きくできそうだもんね。
海外で売られていたモデルの逆輸入という事だけど、こういう今までの固定概念を覆す商品が出ると、おっ!と思います。大量に印刷する人向けなので、会社等で購入するのによさそう。

初めてランサーズをやってみて、率直な感想

160113
以前から気になっていた、クラウドソーシング。代表的なランサーズの仕事を試しにいくつかやってみました。
まず、ランサーズでの仕事は主に「プロジェクト」と「コンペ」がある。プロジェクトはクライアントが出した仕事に、手を挙げて当選したら仕事をスタートする。コンペは、最初に作品を作り、選ばれたら報酬がもらえる。
プロジェクトはランサーズでの実績がある方がやはり有利。まずはコンペをやってみようと、トップページのデザインのみという仕事をやってみた。

当たり前だけれど打ち合わせをして細かく要望を聞く、ということができない。質問もできるが、基本はクライアントが記述した内容を元にデザインを考えていく。参考デザインもなかったので、文章と簡単なアンケート(複雑>シンプル 男性的<女性的など)を掘り下げ、求められているものを探る感じ。後は公開コンペの場合は他の作品が見られるので、参考にできる部分もある。
結果からいうと、Webデザイン2点、チラシ1点作成したが落選だった。1つの案件に20件くらいの応募があり、思ったより当選率低いな…というのが感想。

落ちるとかなりがっかりするけれど、後から冷静に見ても自分のが特によかったとも悪かったともいえない。もちろん改善点はあるだろう。けど、デザインというのはどうしても主観なので、他の案件を見ていても、当選と落選で違いがあまりなかったり、私ならこっちを選ぶのにな、というのも多い。
かなり実力のある感じのデザインをする人でも、僅差で選ばれなかったり今回選ばれた人でも実績の何倍も落選していたり…正直、気持ちが萎えた。
あまりデザイン慣れしていない作品もあるけれど、全体に完成度も高く、落選していなければ普通に仕事として成立するレベルの作品が多い。もっと全体にレベルが低ければなんか納得できるが、どうも、大事な時間とスキルが無駄に使われているような物悲しさを感じた。

メリット:
1.空いた時間に合わせて手軽に仕事ができる。
2.自分から営業しなくてもいい。
3.好きな仕事だけ選んで応募できる。
4.依頼する側の方がメリットは大きいかも。

デメリット:
1.仕事の単価が安い。
2.コンペ・プロジェクト共に、当選しなければ労力が無駄に。安定性がない。
3.事前にヒアリングができない。
4.ランサーズ内でシステムが完結している。例えば自分の実績の画像は掲載できるけれど、ポートフォリオサイト等の外部リンクは貼れない。また逆にランサーズ内での実績は、個人のものではなくあくまでランサーズ内でのものという感じ。

クラウドソーシングそのものはもっと発展していくだろうし、して欲しいと思う。ただ、制作側から見るとうーん…と思う部分が多い。ここを足がかりに、いいクライアントに巡り合えればベストの結果だと思うんだけど。
当選狙って、もう少しやってみるかもしれませんが、最初の感想はこんな感じです。ちなみに、「クラウドワークス」にも登録してみましたが、ランサーズより更に単価が安い仕事が多い印象でした。うぅん。

サークルKのローカル感

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近所のサークルKに行くと、普通のおでんの横に「味噌煮込みおでん」があるんです。東海地方の方以外には馴染みがないと思いますが、味噌煮込みうどんの汁におでんが入っている感じです。(わかりづらい例え)
そこ以外でも売ってる所はあるでしょうが、私が行く他のサークルKでは見かけたことはない。
最近初めて行ったサークルKでは、店の真ん中に冷凍ケースがあり、何故か干物の冷凍が売っていました。その他、もっと地方に行くと畑に植える野菜の種が売っていたり。ケースでみかん等を売ってるのもあるあるですね。他のコンビニに比べ、規制がゆるめなんだろうか。
後、関係ないですがコンビニでおでんを買って下の方の見えない具を自己申告するの、何か平和を感じます。

一緒に仕事がしたいと思える人

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一緒に仕事がしやすいというのは、ひとつの大きな能力であり、財産だと思う。私が一緒に仕事をしやすいと思う人は、

1.頼んだことを嫌がらずやってくれる。
2.優先順位を分かっていて、すべき事から率先してやる。
3.この仕事を一緒にやっている、よくしたいという意識がある。

一口に、仕事がしやすいといっても、色んな要素があってやりやすい、に繋がるんですよね。特に、1と3は繋がる所があるけれど、絶対条件だと思う。自分がメインで進めていなくても、他人事にしないという事。お互い、気持よく仕事したい。
そして、こういう人と仕事をしたいと思う人は、自分がこうなりたい、と思う人でもあるんだよね。

お弁当と情報を毎日配信、マザーズランチ

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名古屋にマザーズランチ、というお弁当屋さんがある。一食600円で、肉or魚orおまかせの3種類が日替わり。場所にもよるけれど、一食でも配達してくれる。特徴は、野菜をたくさん使った手作りの味。自社の畑があり、社長自ら育てた野菜も使っている。ヘルシーでおいしく、病院でも販売されているほど。

一食でも配達してくれるというのはありがたいけど、手間というか効率的ではない気がしていた。けれど、ここではお弁当の配達以外にも自社のドレッシングを売っていたり、自社農園の野菜を販売していたりする。ここのお弁当を買う人は、野菜などヘルシーなものを好み、安心して食べられるおいしい食材なら、多少割高でもお金を払うと思う。
お弁当の販売だけなら、「お弁当を買う」だけの顧客だけれど、プラス別の商品を売るとしたら、マーケットとして広がる。
毎日の献立をブログで配信しているのも大きいし、紙で同封されるコラムもあり、情報発信にもすごく力を入れている。一点集中ではなく、広い視野で常に情報発信する、それの積み重ねが大きい力になっていくんだろうなぁと。

マザーズランチ