ギターピックいろいろ

161206

エフェクターなど、ギターまわりの製品は実用的なデザインが好きだ。ピックもいろんな種類があり、1個100円くらいで買えるってところがよい。
まぁデザインよりも使いやすさなんだけど、やっぱり全体の佇まい、みたいなのが好きかで買っている気がする。

レトロ印刷用データのつくり方

先日、「かさこ塾フェスタ名古屋」のイベント用に、カレンダーを作成しました。頼んだのは孔版印刷という、ちょっと特殊な印刷をする「レトロ印刷」。版画のようなかすれや風合いが出る非常におもしろい印刷なのですが、入稿方法がやや大変。私もDTPをやっていたので普通の印刷の知識はあるのですが、それとは全く別物。入稿してからも何回も不備が見つかったり。親切に1つずつ教えてくれるんですが…ある程度やり方を知っていないと敷居が高いのも事実かな、と今回学んだ方法を載せておきます。

161122_01
一般的な印刷は特殊な場合を除き、白黒かカラーから選ぶと思います。カラーだと色数も自由ですが、レトロ印刷は単色刷り。インクの種類と色も、あらかじめ決まっているものに合わせなければなりません。今回は2色を使っての方法を説明します。
まずは好きな色で作ったデータを、2種類のインクを選んで置き換えます。イメージは変わってしまいますが、開き直ってこれもおもしろいかもという気持ちで振り分けてます。
インクの種類は、「レトロ印刷」のサイトからテンプレートをダウンロードすると記載されています。テンプレートはなるべく使った方が安全です。

161122_02
2色刷りの場合、1色ずつ別々にデータを作ります。版画を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。しかし、このままだと問題が。

161122_03
2色が重なり合う部分が、混色してしまうのです。あえて混色したい場合はいいのですが、したくない場合は処理をする必要があります。

161122_04
この場合、青のまるの上に赤いまるが乗っています。なので、青いまると赤いまるの間に白を挟むと、混色しません。下になる青い版に白い色を乗せます。

161122_05
完成したデータ。2色が重なる、ボタンとバケツ部分が白く抜けています。
混色させるとより複雑な色を表現できますが、慣れないと出来上がりの想像ができないので私はまだ挑戦していません。うー奥が深い。
私が多かったデータミスは、白い版の作り忘れの他に、あるはずの部品が版を分けた時になくなってしまう、でした。一度データを重ねて確認してみるといいかもしれません。一度で入稿OKとなるには、慣れが必要な印象。1回データミスがあると、修正して送り直して確認してーと余計に日数が掛かってしまいます。予定の納期+数日余裕を持つのがベターかと。

かさこ塾フェスタ名古屋でカレンダー販売の出店をします!

・かさこ塾フェスタFacebook
・かさこ塾フェスタ名古屋ブログ

図形001

160914

美大の受験の時、こういう構成図を描く練習をしていた。私はちっとも要領が掴めず、先生にまずはモノクロの明暗だけで描けと言われ…そうやっているうちになんとなくどう描けば見栄えがいいのかわかっていたった気がする。要するに色の明暗度、をはっきりつけてそれをうまく構成してー例えば目立たせたい部分に差が大きい色を持ってくる等ーいくものだったんだろう。でも半分以上は感覚でやっていたしこれも完全に感覚で描いた気がする。

DTPデザインの進化


転職して、最初の仕事として商品カタログ作りをやっている。前の職場ではチラシ等は作っていたものの、カタログのような大物は作っていなかった。その前はDTPデザインをやっていたので、久しぶりに帰ってきた感じ。
資料探しに行った本屋にあった、DTPの雑誌を久しぶりに買う。+DESIGNINGの「デザイン・DTPの新常識」。内容は、主にはアドビ製品の新しく追加されたけど案外使っていない機能など。
その中で、私がやっていた時代では当たり前だったDTPのデータ作成方法も、変わっていっていると知る。
例えば、画像はeps形式が絶対だったけど、扱える容量も変わってきているので、psdやtiffでもOKだったり。データのサイズは、トンボがすっぽり入るサイズで作ってたけど、断ちサイズで作る方がいいとなって来てたり。
もちろん、その辺は印刷会社のやり方によっても変わってくる。
けれど、移り変わりの激しいWebと違って、DTPは変わらないと思い込んでいたと感じた。常に更新していく気持ちが大事だな。

画材屋でおもしろいの見つけた

160331
久屋大通りの辺りをちょっとぶらぶらしていて、近くまで来たのでついでにセントラル画材まで行く。ちょっと外れにあり、なかなか用事がないとそこまで行かないので。
今日買ったのはパイロットから出ているクロッキー。芯を出しながら使う、シャープペンの太いのみたいなやつ。ファイバーカステル社の同じようなのは持っているけど、この短さと描き心地がちょっと新鮮だった。H~6Bまであったけど、3Bを購入。そこまで色の濃さの違いはなかった気がする。
後、おもしろい!と思ったのがこれ。ターナーから出ている「ミルクペイント」という水生ペンキ。


パッケージに惹かれ、ラベルの裏を見ると森永乳業の文字。え、名前がミルクだから!?調べてみると、森永のミルク原料を使用しているとの事。なぜ、ミルクなのかというと、このペイントのコンセプトが「アメリカントラッド」。色はもちろん、アメリカ開拓時代に使用していたミルクカゼインという成分も入れて再現しているとの事。メディウム(絵の具に混ぜて色々な表現ができる溶剤)を使うと古びたペンキのような塗りもできる。おもしろい。機会があれば使ってみたい…。たまに画材屋を見ると、めずらしいものが見つかるもんです。

転職します

160322
2週間くらい前、掲載期間ギリギリの求人に勢いで申し込んだら、採用が決まり、春に転職することになった。
今の会社に入って7年目、月日が過ぎるのは早い。
それまではDTPのデザイン課で制作をしていたけど、今の会社に入ってからは、いわゆるインハウスデザイナー、である。(社内のデザインを専門にする仕事)たまに外注を受けることもあったけれど、基本社内仕事。
正直、制作系の苛酷さに疲れたから選んだ面もあるが、今はこの道でよかったと思ってる。制作系のように次々と新しいものを作るのも刺激があっておもしろいが、流れていく仕事なので、一つの仕事に長期的に関わることがあまりない。

社内仕事は売っている商品がどんどん変わるわけではないのでそういう面では面白みに欠けるかもしれない。少なくとも、20代とかだったらやりたいと思わなかったかも。
でも、一つの商品の始まりから売れるところまで手がけられる面白さがある。営業と打ち合わせ、どう展開するのが効果的なのか、それこそチラシにするかWebにするかまで考える。制作系より企画とマーケティングに踏み込んだデザインが出来るのがインハウスの特徴かなと思う。
後は、基本少人数というかデザイナーは一人しかいないので自分で新しい技術の情報を常に入れて、試行錯誤していくことが大事ですね。フリーもそうだけど。
次の仕事も同じく社内デザイナーですが、生産から販売までやっている会社なので、現在より仕事の幅が広がりそうです。

会社を変わるのって今まで築いた人間関係が一度0になる。持っていけるのは自身の経験と技術だけ。不安もあるけどそれを最大限に活かして頑張るしかないのかな、と思います。