朝5時くらいに目が覚める。6時30分にはここを出たい。地下鉄の乗り降りはもはや問題ないが、荷物を持って階段やエスカレーターを移動したくないのでタクシーにする。オイスターカードもあまってしまったけど。
ネットの口コミではこのホテルでタクシーを呼ぼうとしたら、通りで拾ってくれと言われたとあり、ダメもとで聞くと呼んでくれるとの事。10分位待つと、運転手が迎えに来た。…けど、これキャブじゃないやん。車は友だちか?友だちの車か、と言いたくなる雰囲気。メーターないんじゃない。掛かって来た電話に出てるし…。ぼったくられる予感を感じつつ、着くと20ポンド要求される。ほら~。ホテルから呼んだにせよ、行きの方が車が多い時間帯だったのに12ポンドちよっと。しかもそんなキリがいいわけないやろ。うーん。
もういいわ、思いながら渡す。あいつ…嫌な目に会えぇ。と思いながらヒースローエクスプレスに乗って空港へ。最後にして初めてこういう目にあったが、まぁこれも経験だ。タクシーを呼ぶ時にキャブを指定するべきだった。というか従業員とグルなのか?怒りよりも妙な脱力感を感じる。でも、ホテルでタクシーを呼ぶ料金が掛かると確かに言ってたので、その分か?という気にもなるけど、いやいやそれにしても高いやろ。うーん。
第3ターミナルに到着。着いた所と同じだが、ネットで便名を入れるとターミナル名が分かるサイトで、事前に調べておいた。先に、vatリターンの申請をしなければ。空港の職員に場所を聞くと、非常にわかりにくい場所、説明されても分からず連れ行ってもらう。すんません。一旦外に出た所に入り口があった。誰も並んでいなかったので、書類を見せて用紙をもらい、還元はカードにする。
しかし、この書類がくせもので、意味をネットで調べつつ記入するが、statusの項目だけわからない。健康?とか?
うーんうーんと悩んでいたら、先ほどの用紙をくれた係りの人がやって来てくれる。これ何?と聞くが、あぁ、そこはいいよと言われ、そのまま書類を窓口へ持って行く。品物は靴でよかった?と聞かれ、イエスと答えると現物を見せる事なく終わる。思ったより手強かったな…。後、これ列並んでたらすごい時間掛かりそうで、へこたれそう。
それでもまだ3時間前。靴をぎゅうぎゅうとスーツケースにしまい、チェックインする。感情が何も感じられない男性係員に荷物を渡す。通路側(aisle)、と言おうと準備してたけど、何も聞かれず。何も言わないと勝手に決められるのか…主張しないとな、外国では…。
9月40分にならないとゲートナンバーが出なかったので、カフェで紅茶とショートブレッドを買う。この紅茶を飲む時自分に向かって溢したのが今日のハイライトだった。足の方まで濡れたし、カバンにも染みが出来たが、恥ずかしいので素知らぬふりで通す。濃い色の服だったのが救い。
この写真を撮った直後にこぼす事になる紅茶。この「Caffe Nero」は街にもあったカフェ。
後はお土産を買い足す。ハロッズじゃなく、ここで買えばよかったと思うが、手荷物にも限界があるので、まぁいいか。
自動精算機の不要レシート入れに間違えてコインを投入したりしながら過ごす。一人で旅行していると、静かに諦める事がままあるものだ。余っていた現金はほぼ使いきった。
時間になり、ゲート名が出たので向かう。スムーズに飛行機に乗れた。案の定、席は窓側だったが、隣がいなかったので無感情なお兄さんにやるやんと思う。
ヘルシンキまで、行きより大分早く感じる。行きは荷物検査があったが、帰りはなし。EU間だから?よくわからん。
朝早くカロリーメイトを齧ったきりだったので、カフェでクロワッサンとラテを飲む。ラテが素敵な厚手のグラスに入っていた。
あまり時間がなかったので、イッタラのキャンドルスタンドだけ買ってゲートへ向かうと、既に受け付けていた。問題なく飛行機に。この辺は今回で大分慣れた。
無事、日本行きの飛行機に乗れた。もう慣れたものだ。周りに日本人も多く、ほっとする。また隣と、後ろの人も移動したのでゆったりと寛ぐ。まだ観てなかった、スターウオーズを観る。今更だけどおもしろいな!そして続くんだ!
後は精霊の守り人を最後まで読み、少し眠る。着くのは朝なのでしっかり寝た方がいいんだろけど、もう体内時計が狂っているのであまり意味がない。
朝食の時、カップ型の容器に入ったオレンジジュースをブランケットにこぼす。…これで3回目。キッチリオチがついた。
名古屋に着き、ほっとしつつやや寂しい気持ち。今はまだあまり旅をして来た実感がない。いない間にまたゴキが出現してないか、それがとても気になっていた。