イギリス2日目。
特に急ぎの予定はないので、7時半頃起きて8時くらいに朝食を食べに行く。と、レストランは戦場だった。whatここ何スクール!?というぐらい子どもで溢れかえっているのだ。修学旅行か?
わーわーしてる中、かいくぐるように薄いトースト、コーンフレーク、ミルクティーをゲット。空いてた席に座り、トーストにバターとラズベリージャムを塗って食べる。紅茶は濃いめで、ミルクに合う。特に香りとかないけど、日本で飲むミルクティーは薄すぎるので、これが本来の濃さか、結構好き。
フレークは砂糖入りか…フルーツを入れたのでまだましかな。通路側の席に座っていた為、子どもがぶつかって行くのを睨みつつ。
何ともいえない朝食を終え、部屋へ戻る。10時に大英博物館がオープンなので、10時頃のんびり出発。
シャーロックでジョンが旧友に会うシーンで使われた、ラッセルスクエアガーデンを通る。今にも雨が降りそうな天気だが、広くて気持ちのいい公園。大きな木が茂り、芝生を横切るように作られた道にベンチが置いてある。
大英博物館に着く。荷物チェックを受けたが、受けなくても通り抜け出来るような。そしてここが無料とは…知らなかった。5ポンドの寄付は募っているが、小銭ならあるけどな…と迷ったが入れず。お土産で貢献しよう。
エントランスを抜け、エジプトエリアへ。すごい…テレビとか本で見たぞ…っていうようなのがゴロゴロ置いてある。写真も撮るの自由だ。
頭が人間、身体が牛の巨大な像も圧巻。アッシリア王国のライオン狩りのレリーフで、あまりのリアルさと細かい表現にほんと感動する。こんなものすごいものを太っ腹に見られるなんて。
アテネ、ギリシャ彫刻は一番見たかったので、じっくり周る。すごく楽しい。もうこれだけで、イギリスに来た甲斐があった。高校と、大学でもギリシャ、アテネの建築様式の授業とか、選択してたので。石膏デッサンでも馴染みがあるし。
途中、ビデオでの解説も興味深く観る。ケンタウロスと人間の闘いのレリーフがいくつもあったけど、その復元の様子や元の形と色の再現など。面白い。
朝食があんなだったので、12時ちょっと前だけどお腹が空いて来た。早めにランチにしよう。
エントランスのカフェテリアでバゲットサンドのセットを頼む。レタスとトマト、ハムのシンプルなサンド。サンドを細い袋になかなか入らない!とお茶目に用意してくれたアジア系の店員さんが、セットのチップスはそこから好きなの選んで!ドリンクもそっから持ってって!と言うので塩味のチップスと、オレンジジュースを持って空いてる席に座る。長いテーブルに向かい合わせで座る感じ。
平日だからかこんな時期だからか、日本人にあまり会わない。そうかな?と思っても違ったり。
サンドは結構長さがあったけど、パンがパリパリしていて野菜とハムの質が良くて美味しい。お腹が減ってたので黙々と齧る。外国にはポロポロこぼれる食べ物多いけど、みんなこぼしても気にしないのかそもそもこぼさないのか。後、エントランスの壁際に座りこんで休憩しているのも(大人も授業で来た子どもも)日本では見ない光景だ。
食べ終わり、ゴミ箱を片付けをしていた店員さんに聞いてゴミを捨てる。
それからもう少し展示を観て、ショップで買い物。まず欲しいと思ったのが、ミイラのマグネット。後、甥っ子にいいかなと思ったけどむしろ自分で欲しくなった木で出来た剣。盾と兜もあった。特に木製の短い剣と盾の造形がよい。後はエジプトの猫の像、ポストカード。ヒエログリフ早見表が付いた定規。全体にバカバカしさが漂う。それがよい。
レジに持って行き、レジ奥にあったミュージアムのネームが入った布バッグも買う。ポストカードにスタンプはいる?と聞かれ、?と思いつつも記念スタンプでも押してくれるのかと思いお願いすると、5つ分?と聞かれるのでイエスと言う。…後に、見たら切手いるかって事で切手5枚も買ってしまったよ。どっかでハガキ買って、エアメール出さんと。
剣…日常のテンションに戻ってからどうするか考えよう。ミイラのマグネットは2個セットだったのでひとつは妹にあげる予定。たぶん喜ぶ。
何というか、自分の英語の会話3歳時レベルって事が今回判明したけど、会話って結局どれだけ相手の言うことを想定出来るかが大事やん。日本での今の生活が、全部英語になったとしたらまだ戸惑わないというか。こういう場面ではこう言われるって大体分かるし。
その想定ができない、ヒヤリングもできないとなると、3歳時というかそれよりと劣る結果になったとてしょうがない。と自分を慰める。とはいえ、喋れないのは想定内なのでそれでも何とかなってる事にむしろ感謝したい。
幾ら翻訳アプリ入れたりネットですぐ検索出来るとはいえ、会話というのは待ったなし。事前に話す事を決める時に見るくらいで、結局あまり実践には使えないんだな、と分かった。
一旦ホテルで休む。14時前だったのでまだ掃除来てないかもなーって思ったら案の定まだで、しばらく居たらチャイムが鳴りアジア系女性の清掃員の人にどうするか聞かれる。タオルの交換だけしてもらう。紅茶は?ミルクのスティック足す??と聞かれるがまだあるのでと言えなくて、無いと思われ取りに行ってしまうのを慌てて止めつつノーユーズドとか何とか言って断る。お礼を言って扉を閉めてからチップ忘れた事に気が付いたけど(置いてはあったのだか)まぁしゃあない。明日持って行って下さい。
15時位に初地下鉄で、Green Parkという駅に向かう。乗り換えもなかったので迷うことなく。ラッセルスクエア駅が地獄の階段みたいに書かれていたので、どんなもんかと降りるのに使うと、175段あるだけあり、しかも螺旋状で非常に狭い。がっしりした男性でも死にそうになりながら荷物を運んでいた。むしろ荷物がなくとも、リフトを使うべきである。
Grean Parkから雨の中を歩いて、トリッカーズへ。昔からここの靴が欲しくて、高くて買えない上に専門店もなくセレクトショップでたまに一足売っているぐらいだったので、諦めかけていたのだ。
すごーくこじんまりとした店で、紳士な雰囲気で店員も紳士なおじさまという感じで、場違い感MAXである。ここまで来たから勢いで突っ切るけどね。出てけって言われる位までは想定済みだ。
まず、濡れた傘を持ち込むのがどうにも気になり、これどこに置こうって聞く語彙がないのでもう日本語で話してた、この辺。というかまず靴買いに来たって伝える。傘は隅に置いていいよ、と言われる。
レディースの、ある?と聞くとここだよと店の一画を指される。分かってたけどめちゃ種類少ない。ブーツでないとすると、迷う事もできない。色くらいね。
黒、こげ茶、薄茶、白。こげ茶か薄茶かしばし迷うが、薄茶で。黒とか白の方が、日本であまり見たことないのでレアかも。
37サイズと伝え椅子に座って待つ。椅子の正面にカウチみたいなのがあるけどこれは。この時何か緊張で汗出るし見るからに挙動不審で我ながらかわいそう。
暫くして、奥からおじさんが靴を持って来てくれる。カウチみたいなのに店員さんが座るのか。そこの端が斜めになっていて、そこに足を置くと履かせてくれ、紐を結んでくれる。とてもスムーズ。
ぴったりだ。ちょっと硬い部分もあるが、履いてる内に慣れますよね?とか聞きたいが聞けない。鏡の前で行きつ戻りつしてるとグッドルッキング、と店員さんが言ってくれる。うん、ほんといいデザインの靴。これ下さいと言う。数分で買い物が終わる。値段も聞いてないが。
免税の用紙も、こちらから言う前にいる?と聞かれたのでOK!じゃないイエス、と答えて作ってもらう。
もうイエスすら言えないのかお前。
雨の中、これを持ってウロウロしたくなかったというかこんな高級靴持ってたら狙われると思い一直線にホテルへもどる。この、Grean Parkに比べると、ラッセルスクエアはごちゃごちゃしてなくて静かでいいな。と改めて思う。
戻ってからゆっくり値段を見る。基本、口頭で値段聞き取れてないですからね、こちとら。360ポンド、免税すると5万5千円位かな。やはり日本で買うより1万円以上安い。
部屋に戻り、17時半位に夕食の調達に。水タバコ屋兼サンドイッチ店で、トルティーヤラップサンドを買うが、メニューが高い位置にしかないのでお得意のディスワンが使えない。せっかく番号13と降ってあるのに咄嗟に読み方を思い出せず、(えぇー)まだ決まってないなこの人と思われた(と後に分かった)。
その後サーティーを思い出し、無事注文。全く…。朝ごはん用のチョコレートマフィンも買う。
コーラを、ホテルの自販機で買ったら見たことない動きで出てきた。サンダーバード発射みたいな。
ラップサンドは思ったよりあっさり、肉は羊肉ぽいけど結構美味しかった。ふー。眠いとかはあんまりないけど、身体は日本時間にいるなと感じられる。今寝てるときだよね?と言われている感じ。