数年前に買ったフィルムカメラ、富士フィルムの「NATURA」。スマホはまだ出ていなかったけど、その代わりデジカメが今より使われていた頃かもしれない。デジカメで撮った時の同じような写り、が嫌でわざわざフィルムカメラを選んだのもあるが、一番惹かれたのは「フラッシュを使わなくても暗い中で写真が撮れる」というこのカメラのコンセプトだ。
コンパクトカメラで一般的なF5.6レンズより明るいレンズF2.8を使用、更に専用フィルム「NATURA 1600」を使う事で、暗い中ノンフラッシュで撮影できる。フラッシュを使用した写真の雰囲気が好きじゃなかったので、なしで撮れるのは魅力的だった。
イギリスの教会で撮った写真。暗い中でもフラッシュなしで撮影できる。逆に、明るすぎる場所では白くとんでしまうことも。
青空がトイカメラのような水色になる。
全体に、独特な色感。見たままの自然な色を表現する、というのもコンセプトのひとつ。
このNATURA用のフィルムもいつまで販売されているかわからないけど…。やっぱりフィルムも好きだな。