イギリスひとり旅~4日目、デザインミュージアム~

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ぐっすり眠り、6時頃目覚める。タブレットに入れた、精霊の守り人シリーズを読みつつ朝ごはん。
昨日、運転手にもらったプディングケーキと、帰りに買ったリンゴがあるのでもったいないがホテルの朝食はパス。結局1日しか食べてないので付いてなくてもよさそうなものだ。プディングケーキは不思議な食感だが大粒のレーズンが入っていて、さほど甘くない。しかしやはり素材の味がいいと感じる。日本にはないものだ。持って来たフォークが役に立つ。紅茶はすっぱくなかった。昨日カップラーメンを食べる前に一度湯を沸かして捨てた。やっぱりクエン酸だったと思われる。
9時位に、またノックがあり昨日と同じアジア系の清掃の女性に掃除どうする?と聞かれる。早いな。
1時間位後で、と言いたくてLater…one o’clock!と伝えて多少…?と間があった後、oKとなったので扉を閉める、ってかo’clockって1時じゃーん。1hourじゃん。と自分をどつきたくなる。せめて、出る時に掃除oK(と思われる)サインを掛けて行こう。

さて、今日はどうしよう。ガイドブックを改めて見て、コンラン卿の手掛けたデザインミュージアムに目がいく。しかも行く途中にロンドン塔とタワーブリッジが見える。地下鉄が週末やってない所もあるので、その日に都度検索した方がいい。どの程度反映されてるかわからないけど…いくつか行き方はあるが、乗り継いでLondon Bridge駅まで行く。
駅の出口はなんか、倉庫?のような。と、通りを挟んだ道の向こうにブリッジが見える。あっちがメイン街道か。
近づくと、見えてきた、タワーブリッジ、その向こうにロンドン塔。左手にはロンドン・アイ。
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タワーブリッジとロンドン塔は古い建物だけど、それらが見える対岸は近代的な建物が多い。ロンドンに来て初めて見る景色かも。そこをずーっと突き抜けて、雰囲気のある裏通りに入る。古い建物の裏手だが、おしゃれなショップがあったり、パンの焼けるいい匂いがしている。
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突き当たりの白い建物が、デザインミュージアム。受け付けの、眼鏡を掛けたいかにもな男性職員に声を掛け、チケットを買う。未だ小銭がおぼつかない。
今はこの展示だけど、いい?と指されたのが自転車の展覧会。階段の前に居た女性にチケットを見せて2Fへ。何か、階段の地面に模様が?展示室、左右どちらから入ればいいのか分からず右へ。
私と自転車、というテーマで色んな人が語り、それに合わせてその人の自転車ライフがスライドされる。これは見ていて面白かった。私にとって、自転車は情熱とか利便性とか。山頂に自転車と一緒に来ている女性とか。言葉はわからないなりに、写真があるし、本当に伝えたい気持ちは何となく分かるものだ。
話している人の全身を映し、それを左の縦に4つ並べた画面で見せているのが、本当にそこにいてプレゼンをしているようでおもしろい。普通だったら、編集して中央のスライド画面で話している姿とスライド写真を交互に見せるだろう。
後の展示は、自分で自転車を作ったり改造したりした人の展示とか。自分も持っている、ブロンプトンの折りたたみ自転車の工場の様子を撮った動画があったり。座って音声を聞ける、その椅子がサドルで出来てたり。
というか、半分ほど見てからやっぱり反対から見ていた事に気がつく。
あの、階段にあった謎の模様は自転車の轍だった…!しかも、それは階段を登って左手に続いていたのだ…!!迂闊〜。気がつかなかったのが悔しい。
しかし、常設展も見られると思ったがこれだけらしい。他階段は入れないようになってるし。本に載ってる値段より安かったので、最初に眼鏡のお兄さんが言ってたのは恐らく今はこれだけしかやってないよって事だったと思われる。
でも、展示の仕方にこの位でいっか、という妥協が全然ない感じがした。
ミュージアムショップで何故かタクシーのミニカーを買う。後、バッチとか。
どこの国に行っても美術館は落ち着くし、ミュージアムショップは楽しい。
来た道を戻り、駅まで。観光客の大勢いる観光地だけど、レストランやショップはおしゃれな感じで、大衆的になってないのがいいな。

やっぱり、ビック・ベンを見たいなと思いたち、急遽westminstarへ。駅を出ると、すぐ目の前に時計塔が現れてびっくりする。
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しかし、日曜という事で橋の上はものすごい人、スリにでも合いそうだ。写真だけ撮って退散する。
最後に、お土産目的でハロッズへ。KnigtsBridge駅からすぐ。中は、まるで迷路のよう。細かくフロアが区切られており、次のフロアに行かないとその次のフロアに何があるのか分かりにくい。全体がどの程度の広さなのか、全くわからない。
お昼を、と思い目についたカウンターだけの中華料理へ。メニューがわからん。サイダーを注文。瓶で、コップに注いでくれる。チャーハンみたいなのが食べたいと、見つけたので注文する。しかし、サイドメニューにあったので予感はしつつも、注文するとこれだけでいいの?と聞かれる。あー、分からないのでとりあえず注文。うん、何かごはん茶碗より小さいのに、卵が具のあまり味のないチャーハンが来た。やっぱり?と思い、ワンタンスープも追加する。とはいえ、ワンタンスープも具はワンタンだけだが。が、このワンタン人生一美味しかった。こんなプリプリした海老食べた事ない。こんなにプリプリに出来るもんなのか。
しかし、これだけで3000円てね。…ね。さすがイギリス、ハロッズ。
巨大な店内にフラフラに疲れつつ、(エスカレーターも見つけられない)何とかお土産を買う。おもちゃ屋が楽しかったな。ハロッズのテディベア(ちなみにくまのプーさんはここ出身)にもちょっと心が揺れるが、ぬいぐるみって持て余すからな…やめておく。しかし本当にもう限界。荷物も増え過ぎたし、クラクラする。
ホテルに帰ってから夕食に出る気力はないと判断し、パッタイ弁当を買って帰る。うーん、腰痛い。
大英博物館で間違って買った切手を使い、エアメールを5通出す。一つは自分に。王道の写真のハガキも結構好きだが、イラストで描かれたちよっとおしゃれなやつをハロッズで買ったので、それを使う。最後の力を振り絞って、ポストへ投函しに。ついでに露店で自分用にバリバリ王道な写真ハガキとユニオンジャックハガキを買う。
バッタイは、作りたてだともっと美味しいんだろうな…うーん。でも、鳥肉は臭みが全くなく美味しい。味付けが、食べなれない感じだからね。
明日はいよいよ帰国。6時半位に出発予定。

投稿者:

Rie

音楽好きのデザイナー、イラストレーター