暮らすことへの愛おしさを感じる雑誌、クウネル

雑誌、「Ku:nel クウネル」。2003年に創刊され、今年で12年目。
ストーリーのあるモノと暮らし、をテーマに何気ない生活ー人の暮らし、ものを紹介している。
創刊号だけ買いそびれたけれど、最初に出た時からずっと愛読しています。

出てくるのは無名の一般の人が多い。けれど、モノを通して語られるストーリーで、とても親近感を感じる。これだけ長い間続いていいるのに、軸がブレることなく、紙面デザインもほとんど変わっていないように思う。
後、記事の書き方が普通の雑誌とは違うように思う。まさに、物語というか。読んでいるだけで世界観に入り込んでしまう。
75号でいうと、巻頭は海辺の街でビールを作る人。ボロボロの物置を家に改造して住むギター弾きの男性。誰かのいつものお弁当を覗く。旅先で日曜日をどう過ごすか、等。

日常のことがテーマだけれど、読んでいると日常を離れてなんだかふわふわした居心地の良さに包まれる。見えない所で、かなり影響を受けている雑誌です。

 

投稿者:

Rie

音楽好きのデザイナー、イラストレーター